卜深庵の行事

平成28年5月14日(土)帝塚山学院百周年記念掛釜 こだはら大茶会

「こだはら大茶会」

5月14日(土)、帝塚山学院大学開学50周年を記念して「こだはら大茶会」が大阪狭山市の同大学で催されました。
記念講演会では家元不徹斎宗匠「泉州堺で育まれた茶の湯」と当法人理事長木津宗詮宗匠が「帝塚山学院大学の茶室「好逑庵」と木津宗泉」と題する講演が行われました。
特に木津宗匠は帝塚山学院創設者である二代山本藤助邸を三代聿斎宗泉が設計したことや、その茶室移築にあたり同大学元名誉教授で家元直門長板会会員であった故岡田孝男先生と同大学茶道部を長年にわたり指導された同じく長板会会員であった三好貞葉先生の事績等のお話しをされました。

卜深庵社中は茶室「好逑庵」と紙の茶室「忘露庵」、また社中である同大学茶道部は野点席を担当しました。
 好逑庵は聿斎好みの席で、移築にあたり岡田先生が茶道部が使用しやすいように一部改作した席で、床には一啜斎一行「丹頂千年鶴」が掛けられ、愈好斎瓢花入「寿賀の根」、同じく一啜斎在判の蛤菊置上の香合が飾られました。点前座は角谷与斎の桐地紋真形釜と唐銅朝鮮風炉、木地釣瓶、松斎在判で道恵作利休形中棗、好々斎手造志野茶碗で銘「柴の戸」一指斎が明治14年に京都北野天満宮ではじめて献茶奉仕した時に好んだ絵高麗を替茶碗とし、聿斎が明治41年に当時大韓帝国であった韓国に茶室建築で赴いた時に手に入れた桑で作られた「呉竹」という銘の茶杓を用いて、このたびの同大学の慶事をことほぎ、また武者小路千家と木津家の縁を伝える道具組みでお客様をお迎えしました。
 広間「欣懐亭」には、今回、このイベントの後援をしている公益財団法人正木美術館(正木久彦館長は一般財団法人卜深庵理事であり、社中でもある)が、館蔵品である能阿弥筆春景山水図、室町時代の伊賀蹲花入、堆黒香合銘「浦島」を床に飾り、呈茶が行われました。
 紙の茶室「忘露庵」の床には、不徹斎宗匠が鮮やかな紅唐紙に「慶雲」と認めた横物が掛けられ、製作監督にあたった社中木村全伸氏が茶室説明をしました。お客様は忘露庵を望みながら社中有志による呈茶を楽しまれました。
 同大学茶道部による野点席は、当日、不徹斎宗匠がお祝いで下さった扇面を野点傘に掛け、故岡田先生が製作した立礼卓を用いて呈茶されました。豊臣秀吉が伏見城の茶会で宇治橋三の間から通円に水を汲ませた時に用いた釣瓶に倣った水指、越前塗の宝尽蒔絵平棗、玉藻焼が写した長次郎の「あやめ」、不徹斎宗匠の竹茶杓「岩清水」が用いられました。

当日は同大学の卒業生はじめ近隣の住民の方々が多数参会され、終日、茶の湯三昧のひと時を満喫されました。

紙の茶室「忘露庵」は茶の湯その周辺「紙の茶室「忘露庵」」を参照

四畳半の茶室「好逑庵」は卜深庵点描「山本藤助 北畠別邸(南華園)」を参照

夜半楽記




帝塚山学院大学開学50周年記念行事「こだはら大茶会」にて

五月十四日、帝塚山学院大学で開学50周年記念の行事として、「こだはら大茶会」が催されました。 こだはら大茶会では、本学茶室(好逑庵)での茶会、ダンボール茶室(忘露庵)、野点の三席が行われました。暖かい日差しの中、本学茶道部は野点席にて先生や先輩方のご助力のもと、立礼を行い多くのお客様に楽しんで頂くことができました。 家元不徹斎宗匠や木津宗詮・露真両宗匠他、多勢の方にお越し頂き、大変緊張致しましたが無事に終える事ができ嬉しく思います。今回の経験で成長点、努力点も見つかりましたので目標も新たに邁進していこうと思っております。

帝塚山学院大学茶道部 白岩実奈子










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