待花|卜深庵  


待花

このたび一般財団法人のホームページが装いも新たにリニューアルされました。卜深庵歴代の事績をご紹介する「卜深庵点描」、私がこれまで家元流儀機関誌『起風』等に発表した原稿を加筆訂正した原稿や新たに執筆したものをご紹介する「茶の湯研究」、また茶の湯の周辺で活躍されている方々による文章を「茶の湯周辺」という新たなページとしてご覧頂けるようになりました。そして、宗詮社中の会である「卜翠会」と露真社中「寒松会」の活動をご覧いただくページも新設されました。

昨年度の事業として、4月5日に京都大石神社桜祭、同月22日四天王寺聖霊会、6月22・23日大阪美術倶楽部、6月23日兵庫県茶道協会、9月23に南宗寺彼岸会、10月31日上賀茂神社式年遷宮奉賛家元献茶祭の副席,2月14日水無瀬神宮灯心会、3月6日兵庫県わくわく体験教室、3月12日朝日チャリティー茶会、3月20日南宗寺彼岸会の掛釜を担当しました。また、6月3日には毎年恒例の比叡山延暦寺大講堂で営まれる伝教大師御影供での献茶奉仕が行われました。そして11月には宮帯出版社から卜深庵木津家歴代の事績を紹介する『木津宗詮 武者小路千家とともに』を出版しました。5月30日には家元見学会を主催し33名の皆さんにご参加いただきました。
直近の事業としては、上賀茂神社の副席は、家元の格別の思いから京都市内の障がい者の方々を30名ご招待され、日本の伝統文化の最たるものの一つである茶の湯を実際に体験していただくという価値ある内容となりました。また、2月14日に水無瀬神宮の月釜会である灯心会の当番を無事に終えることができました。当日は表千家の堀内宗匠はじめ140名のご参会をいただき、節分の趣向でお茶を差し上げました。また3月20日には恒例の南宗寺彼岸会掛釜を茶室実相庵で担当しました。今回は堺に関わる道具組で、また私の社中である川崎益彦氏が水屋でリュートをBGMとして演奏し茶席に花をそえていただきました。リュートは利休の時代南蛮人によってもたらされ、堺の町で聴くことのできる音色であったと思われます。なお、法要に先駆けて奉納演奏も行われ、ご参列の皆さんもしばし心温まる妙なる音色に耳を傾けられました。

今年度の事業として、5月8日の京都平安神宮澄心会と12月1日の神戸湊川神社菊水会の月釜当番、5月17日の神戸湊川神社と10月19日の京都平安神宮で行われる家元献茶の副席の担当します。5月14日には大阪帝塚山学院大学創立百周年記念事業の後援をし、併せて当財団所有の段ボールの茶室での呈茶、大学創設者山本藤助氏の北畠の邸宅に三代聿斎が設計した茶室好逑庵での茶席担当も行います。また同大学茶道部は武者小路千家の茶の湯を私が指導していて、茶道部による野点もあります。そして、当日は家元不徹斎宗匠と私の講演も行われます。また、卜深庵木津家の二百年記念の茶会も木津家発祥の地である大阪の梶木町(現、中央区今橋4丁目)で催す予定となっています。現在、同町には一般財団法人大阪倶楽部という会員制社交倶楽部となっています。またその東隣が当家とも格別縁の深い御菓子司である鶴屋八幡があり、この二つの施設を用いて開催することとなります。ちなみに、鶴屋八幡の二階には四代花笑斎が設計した茶室があります。

これも会員の皆様方の日頃からのご支援、ご協力の賜物と感謝いたしております。今後ともよろしくご高配をお願いします。

                          

(理事長・桜斎 七代木津宗詮)



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