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6月3日 稽古場の床
江戸時代後期の公家千種有功の二首詠草を床に掛け、時代の置籠に五月梅と金糸梅・下野草・蛍袋・皐月を入れました。 有功 夏祝 石上ふるのわさ田もにきはひて としあるみよのさなへとる也 五月雨 玉たれに残るあふふのかれはさへ うるひにけりなさみたれのころ
木津宗詮
2023年6月5日読了時間: 1分
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5月20日 稽古場の床
大徳寺大綱和尚の「五日」という題の和歌を認めた短冊を掛け、昨日奈良でもらった芍薬を信楽焼耳付花入に入れました。 五日 けふといは蓬あやめのつゆふかき 軒よりおつる風そすゝしき 大綱 そもそも旧暦5月5日の端午は、病気や災厄をはらう行事として行われていました。夏に向かって暑さ...
木津宗詮
2023年5月20日読了時間: 1分
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和歌の守護神柿本人丸公
和歌の守護神「和歌三神」の一柱で、三十六歌仙の一人で、古来、歌聖と呼ばれる柿本人丸公の1300年式年大祭で和歌の披講を奉仕しました。人丸公は奈良時代の神亀元年(724)3月18日に亡くなられました。本日5月7日は旧暦3月18日で、まさに没後1300年にあたります。...
木津宗詮
2023年5月8日読了時間: 1分
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3月7日 稽古場の床
春日大社の床に烏丸光胤の春雨の懐紙掛けました。 詠春雨和歌 卜山 日をふれは咲そうも けにはるさめの恵 を木々の花のか 楚伊路 花を散らす憎い春雨も、木々にとっては慈しみ深い大切な父母です。なお卜山は光胤が入道したのちの法名です。
木津宗詮
2023年4月8日読了時間: 1分
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4月1日 稽古場の床
3代聿斎宗泉の雛画讃です。花は加茂本阿弥椿と金梅花を竹一重切花入に入れました。 夫婦(めおと)別礼儀正しき雛(ひいな)かな 聿斎(花押) 決して差別ではなく、それぞれに区別があるということです。 お雛さんというと3月3日ですが、どうも今の暦では実感がわきません。実際、桃の花...
木津宗詮
2023年4月2日読了時間: 1分
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3月3日 稽古場の床
春日大社の職員の稽古に有栖川宮7代韶仁親王の短冊を掛けました。 呉竹のよゝのみやこと聞からに きみは千とせのうたがひもなし 紫式部の曽祖父藤原兼輔の和歌です。花は加茂本阿弥椿と山茱萸を竹一重切花入に入れました。 『大和物語』に、伊勢のくににさきの斎宮おはしましけるときに、つ...
木津宗詮
2023年3月6日読了時間: 1分
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2月22日 稽古場の床
幕末・明治の公家正親町三條実徳の短冊「椿葉契深」です。 椿葉契久 呉竹の園生に根さす玉つはき もろ心にも千世をふぬらし 實徳 呉竹が植えられた庭に根をしっかりと張った椿。私の心も千代にわたりあなたと同じです。 「玉椿」は椿の美称です。椿は長寿の常盤木とされ、永遠に瑞々しく緑...
木津宗詮
2023年2月22日読了時間: 1分
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