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執筆者の写真木津宗詮

4月20日 総見院茶席の床

大徳寺塔頭総見院で釜を掛けました。床に冷泉為村雁画讃を掛け、前に愈好斎の書付になる和田桐山作銀襴手耳付花入にシヤガを入れました。


かへるらむ

  契りはおなし

      春の雁

 われて潮路の

   ともを

     はなれす


春が訪れると、雁ははるかかなたのシベリアに仲間とともに大空を雁行して長旅をします。途中、群れから逸れても再び同じ群れに戻りともに離れることなく。日本を発つ前に必ず同じ地に帰ると約束を交わしたように。

わが家に伝わる一啜斎好みの旅箪笥野点点前でお茶を差し上げました。



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