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執筆者の写真木津宗詮

4月21日 稽古場の床

本日の稽古の掛物は、裏千家5代不休斎の「猿回し」画讃です。花は唐椿に小手毬を伊賀焼耳付花入に入れました。

いとなみに

 まはさるゝのも

   廻るのも

 まはりもちにて

  世はたつたかな

      千与三郎(花押)

営みというものは回されるのも回るのも、所詮はお互いに回り持ちで世の中成り立っているのです。だから猿は猿回しに回されているのか、それとも猿回しが猿に回されているのか。世の中の有り様を見事に看破した道歌です。

昨今の世相は回るに回れない、というか回らない本当に困った状況です。特に経済がうまく回ってい。昔の人は上手くいったものだと関心します。

金は天下の回りもの!

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