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執筆者の写真木津宗詮

5月20日 稽古場の床

大徳寺大綱和尚の「五日」という題の和歌を認めた短冊を掛け、昨日奈良でもらった芍薬を信楽焼耳付花入に入れました。


五日

けふといは蓬あやめのつゆふかき

軒よりおつる風そすゝしき 大綱


そもそも旧暦5月5日の端午は、病気や災厄をはらう行事として行われていました。夏に向かって暑さが増し、梅雨の最中で疫病もはやり、体調を崩しやすい時期でもあります。そこで香りの強い菖蒲と蓬を軒端に飾ることで邪気をはらうのです。大綱のそのことを歌に詠んでいます。

今年は閏2月があったので旧暦の端午は6月22日なります。例年に比べて一月半以上今の暦とずれています。



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