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執筆者の写真木津宗詮

5月30 稽古場の床1

本日の祇園稽古場は、大綱宗彦の竪詠草「新樹妨月(しんじゅつきをさまたげる)」を掛け、更紗卯木と美中柳、京鹿子、鉄仙、蛍袋を手付籠に入れました。


    新樹妨月

              大綱

心なくしけりにけりなわかみとり

のきはの月を余所にへたて丶

美しい若緑の木々の葉が、無分別に茂ったおかげで、軒端の月が遠く離れたところに隔ててしまいました。なんと風流心のない新樹であることよ!


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