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執筆者の写真木津宗詮

井戸

山科の地蔵堂の井筒に「定飛脚 宰領中 文政四年(1821)巳年六月吉日」と刻まれています。「宰領」とは、荷物を運送する際、人や馬の管理・監督、その役をいいます。なお、○中に通の意匠が刻まれています。日本通運が設立時にこの図案を譲ってほしいと依頼し、それが今日日本通運のロゴマークになっているそうです。

なお、この石の水鉢は手前に少し傾いています。牛馬が水を飲みやすいようにしているとのことです。牛や馬も人と同じくこの井戸で一息ついてがんばったのです。







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