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執筆者の写真木津宗詮

乞巧奠

8月22日は旧暦七月七日七夕でした。冷泉家の乞巧奠のお手伝いを今年もさせていただきました。かれこれもう30年余りになります。今夜は「流れの座」といって、当日の参会者による当座の歌会です。歌の題は、「七夕(しっせき)」が頭につく別々の題です。男性と女性が向かい合って座り、その間に天の川に見立てた白布が敷かれ、各人が硯蓋から取った題でそれぞれ歌を詠みます。そして牽牛と織女に擬された男女がそれぞれの題で一首詠むと料紙に認めた詠草を扇に載せて白布を超えて手渡します。今度は相手の詠んだ歌に対し、「かへし」と認め返し歌を詠んで料紙に記して相手と贈答し合います。昔は翌朝鶏の声を聞くまで歌会を楽しんだそうです。今年は「七夕露」という題で詠みました。相手の織女は「七夕月」で、時間の関係もあり一首のみの贈答です。


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