京都市岩倉の幡枝八幡宮の例祭。とても興味深い祭で、総代始め氏子の代表が社務所からリレーで神饌を供え、祭典終了後、舞殿に宮司以下参列者が昇殿し、巫女の神楽、茂山社中による翁の舞、一同が謡曲「高砂」の一節を謡い、そのあと神酒を拝戴で直会となりました。最初に宮司と裃を着用した総代の土器に撤下された神酒が注がれて飲み干し、続いて上座から順次左右の人の土器に神酒が注がれました。末座の人に注がれると今度は先程の逆の順で上座に注がれ、最後に宮司と筆頭の総代が飲み干して終了となりました。
中世の農村の古式をとどめた光景で、まさに「一味神水」を彷彿さえる祭です。
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