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執筆者の写真木津宗詮

戊寅試筆

三代聿斎は、毎年夏に山中温泉に赴き、午前中は茶室・茶庭の図面を描き、午後からは須田菁華訪ね作陶の指導や好みものを製作してもらっていました。菁華とは格別深く交わっていました。

この茶碗は昭和13年(1938)の試筆として描かれた虎の絵で、今年84歳になります。どうみても虎にしては迫力に欠けます。顔は猫みたいで、足が長くてチーターみたいです。でも私がこんなふうに曲面の土に描けるかといわれると紙でも無理です。とても器用な人だったのがよくわかります。






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