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執筆者の写真木津宗詮

観桜茶会

平安神宮観桜茶会を無事に終えることができました。あいにくの悪天候にも関わらずお出ましいただきました方には厚く御礼申し上げます。

雨降りということで、床に江戸時代の公家烏丸卜山(光胤)の春雨懐紙を掛け、古銅熨斗形花入に卜半椿と利休梅を入れ、利休居士四百年遠忌の折に三笠宮さんからの御下賜の菓子形香合を霊元天皇御好みの苺裂帛紗に飾りました。三代聿斎宗泉が朱漆で桜と為定卿の和歌を認めた桐木地平棗、一啜斎が「春雨」と銘をつけた玉水一元作になる黒茶碗、聿斎が桜を絵付けした茶碗、愈好斎の左近の桜茶杓「白雲」などを使いました。点前は家伝の一啜斎の考案になる旅箪笥野点です。

ご参会の方をはじめ水屋を務めてくれた社中には改めて心より御礼申し上げます。


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