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執筆者の写真木津宗詮

南宗寺彼岸会掛釜

去る3月20日、南宗寺彼岸会添釜を無事に終えることができました。床に宙宝和尚の「桃唇日向開」を掛け、前に万里の長城の煉瓦のかけらを桂盆に飾りました。古田織部門下平野屋宗貞になる竹一重切花入「痩馬」に加茂本阿弥、交趾大獅子香合。点前座は常什丸釜、孤蓬庵古材炉縁、水指に見立てた宋胡録摺鉢。大綱和尚書付の了入の黒茶碗「隠家」、初代宗詮の御本茶碗「海岸」、宙宝和尚作竹茶杓銘浮舟。南宗寺と大徳寺、南蛮などにちなむ道具組でお茶を差し上げました。また恒例で社中川崎氏によるリュートのBGMで往年の貿易港堺をしのんでもらいました。

あいにくの荒天でしたが、茶室「実相庵」は毎年彼岸会法要の折りだけ釜を掛け、初めて席中でお茶を飲んだという多数のお客様にお楽しみいただけたようです。みなさん本当にありがとうございました。


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