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執筆者の写真木津宗詮

東京稽古場点初

 昨日、令和2年度の東京稽古場点初を滞りなく執り納めました。これも一重にご参会者はじめ水屋を手伝ってくださった社中有志の賜物です。心より厚く御礼申し上げます。

 なお、当日の会記は以下の通りです。


          令和二年度度点初

                 会 記

                               時、二月三日

                              於、美東庵

                 寄 付

床  愈好斎戊子(昭和二十八年)元旦試筆 

    鼠寿三百歳、満一百歳者則色白、能知一年中吉凶、

    及千里外事也 耳順 有隣斎箱

 炭斗 菜籠

 羽箒 あねは鶴

 釻  利休所持写                        浄益造

 灰器 朝鮮 渋茶 癸丑(大正二年)秋聿斎朝鮮之陶窯造 

     聚光院昭隠老師箱 聿斎甲書 

 灰匙 不昧公好 桑柄                      金長造

                  四畳半

床  飛鳥井雅章懐紙 元日和歌所立春

    これも此治まる御代の時津風吹くをしるべに春や立つらむ

花入 大徳寺剛堂和尚作 淡州縮竹 一重切 銘仙禽 在判

 花  椿大神社藪椿 白梅 綰柳

  前に聿斎好熨斗台に熨斗餝

香合 宝珠 土佐光貞画 溢梅蒔絵 松鴎庵玉峯在判 

    鶯宿梅大香合残木とあり                  左近造

 釜敷 五色                           吉兵衛造

釜  丸                             沙村造

 縁  真塗

水指 新渡 竹絵

 棚  利休形及台子

 杓立 一啜斎好 皆具之内 不徹斎箱              宗三郎造

 火箸 愈好斎好 梅頭 共箱                   金長造

茶入 高取 肩衝 銘翁 直斎箱 有隣斎外箱

 仕服 立太子礼 賢所御幣帛撤下裂

茶器 巻子蒔絵大棗 不徹斎在判箱                 一斉造

茶碗 黒 宝珠絵 松斎箱                     得入造

 々  好々斎手造 黄瀬戸

 々  有隣斎手造 赤 銘西王母 不徹斎箱

茶杓 松斎作 竹 銘大黒 大黒も御茶はすきなり福かげん

    甲子(文化元年)削 天保二卯春 共筒共箱

 蓋置 皆具之内

 建水 皆具之内

御茶 嶺雲の昔                        祇園辻利詰

菓子 深山の雪                        京都鶴屋製

 器  真塗縁高                         表完造

              広 間

床  大徳寺真巌和尚賛 福寿海無量 土佐光貞画 鯛図

花入 南紀男山 染付 山水絵 兼中斎箱

 花  加茂本阿弥 曙 水仙

香合 萩 俵に鼠                        陶兵衛造

 帛紗 剪紙瑞鼠娶妻文                      龍村製

釜  真形                            与斎造

 風炉 唐銅朝鮮                         与斎造

水指 七宝 龍絵

 棚  好 立礼卓                        全伸造

茶器 鶴松葉絵溜棗 愈好斎在判箱                 一閑造

茶碗 御本 銘烏兎

 替  狂言羽袴 筒 玄々斎箱

茶杓 聿斎作 竹 銘寿老 共筒 徳至斎箱

 蓋置 一指斎好 茄子 富士を見たつとにタカ松三茄子       慶入造

 建水 唐銅

菓子 雪笹 干支煎餅                        伊織製

 器  高松 愈好斎好 蒟醤四方盆 在判箱             後藤造

 莨盆 聿斎好 木地 紙巻皆具                  木遊軒造

                                  以上











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