top of page
執筆者の写真木津宗詮

柚の色づく

利休ハ柚の色つくを見て口切を催し、古織は樅のわか葉の出る此、風炉の茶の湯よしを申されき

藤村庸軒の聞書『茶話指月集』の一文です。

利休は柚子が色づくのを見て茶壺の口切をし、織部は樅の若葉の出る頃に初風炉の茶事を催しました。宗旦は、「吐く息の白くなるころ」に風炉から炉に変えました。

植物は本当に正直なものです。今年は本当に夏が長く、いつまでも暑い日が続きました。それでもその時期がくると例年のように然るべきようになります。本日11月1日は開炉です。


閲覧数:50回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page