先日、東京でたまたま「ブラタモリ」を観てたら総本家駿河屋のご主人岡本さんが出演していて、久しぶりにテレビ越しにお目にかかりました。前回の大学の講義で煉羊羹とそれを考案したのが岡本さんのご先祖だと話した直後だったのでとても嬉しかったです。
総本家駿河屋さんの煉羊羹は太閤さんが茶会の引き物として諸大名に配ったとの謂れがあるそうです。利休さんも間違いなく食べたに違いありません。太閤さんと利休さん、茶の湯とはこれ以上関わりの深いお菓子はありませんね。今年の利休忌で使わせてもらいます。
さすが創業550年です。茶の湯とも格別縁の深い伏見の地のお菓子屋です。茶の湯においてこの上もない影響を及ぼした人は、利休さんと太閤さんの二人をおいて右に出る人はいません。この二人と関わるお菓子屋は他にないのでは。今も茶の湯との深い縁が連綿と受け継がれているのは驚嘆に値します。
京都に戻って早速連絡をとったら伏見の店に来ているとのことで伺いました。お店のことや煉羊羹について詳しくお話しいただきました。その上花びら餅までお土産にいただきました。帰宅後、妻と美味しくいただきました。
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