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執筆者の写真木津宗詮

9月21日稽古場の床

霊鑑寺宗栄女王の「月」懐紙を床に掛けました。その前に手付籠置き秋草種々を入れました。

いつくにも今宵の    月をみる人は     心やおなし空に       すむらむ   (印)

どれほど離れていても、どこで眺めていても、今宵の月を見る人の心は、濁りのない澄みわたる清らかな月の輝きと同じです。 宗栄女王は後西天皇の第3皇女で、霊鑑寺の2世門跡です。落款が押された位置に、さすが皇女の誇り高い見識を見ることができます。また、ある稽古人が月に見立てているのではとの指摘があり、確かにそういう見方もできると思いました。


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